ヒップサークルはベリーダンスの動きの中でも超基本!です。
でも経験者の中にもこれが苦手な人、または間違ったまま覚えてしまっている人が多いようで…
ポイントは『腰をできるだけ床と水平に回すこと』。
ですが…
ついつい身体が楽をしようとしちゃうんですね。
ヒップサークルの動きは、きちんとやるとなかなかの全身運動です。
丁寧にやれば、身体のあちこちにテンションがかかるのを感じるはず。
なんとな~く楽にヒップサークルをやっているのなら、やり方が違っているのかもしれません。
0.基本姿勢を正します
これがとにかく一番大事。
骨盤イン、上体を引き上げて、お尻をしめます。顎が前に出ないように首の後ろを長く保ちましょう。
形を真似することに夢中になってつい基本姿勢を忘れがちですが、ヒップサークルをしている間、ずーっとこのポイントを意識してください。
なぜなら基本姿勢ができていないと、ヒップサークルもうまくできないからです!
【関連リンク】
>> ベリーダンスの基本姿勢(上半身)
>> ベリーダンスの基本姿勢(骨盤の向き)
1.骨盤を左右にスライドさせる練習をしましょう
骨盤がある側の脇腹がしっかり伸びているのを確認しながら、水平に動かすこと。
おへそはずっと正面を向いたままです。
上記の基本姿勢を意識しながら行ってください。
2.骨盤を前後にスライドさせる練習をしましょう
ポイントは、骨盤をイン、そして上半身を引き上げたまま行うことです。
前方向にスライドさせるときは、お尻をしっかりとしめて、膝を曲げることでバランスを取り腰への負担を軽くしましょう。
膝が開いてガニ股になりやすい人は、膝が正面を向いたままゆっくりスライドする練習を。
後方向にスライドさせるときは、お尻を突き出すのではなく、腰を折るようなイメージでやってみましょう。
3.前後左右を繋ぐように骨盤を動かします
左、前、右、後…と 最初は4点 で『四角形 』 を描くように、次は8点で『八角形 』を描くように。
慣れたらできるだけなめらかな円を描くように動かしていきましょう。
特に、横から後ろへ回すところはいい加減にやってしまいがちなポイントなので、ゆっくりと丁寧に。
円を描く軌道の中で、腰がアウトになってしまったり、上半身がぐにゃっとしてしまうところがあれば、修正していきます。
まとめ
『楽な動かし方 』 を正しいものだと身体が覚えてしまうと、そこから修正するのには時間がかかります。
【関連リンク】 >> 間違ったヒップサークルのNGパターン
逆にいうと、一度きちんとした身体の使い方を身につけてしまえば、それが『楽な動かし方』へと変わっていくものです。
基礎をきちんと身につけるとその後の上達も速くなります。
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