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ドラムソロの基本と苦手克服のコツ

ダラブッカという中東のタイコだけで演奏された曲を『ドラムソロ 』 といいます。

身体に響くドラムソロはベリーダンスのショーでも盛り上がる曲ですが、「ドラムソロが苦手で…」という人はけっこう多いようです。

今回はドラムソロの基本と、苦手意識を克服する練習方法をご紹介します。

ドラムソロ曲の構成

ベーシックなドラムソロ曲では、同じリズムを4回ずつ繰り返すことが基本です。

とはいえ必ず同じリズムを4回繰り返すわけではなく、実際は1曲の中で2回だったり、3回で切り替わるリズムなどが混在している曲が多いでしょう。
また、 リズム の4回目は少しアレンジされていたりします。

基本的なドラムソロでは「このリズムの次はこのリズムが来るかも?」というお決まりのようなパターンがいくつかあり、これは定番のドラムソロ曲を聴いていくうちに身についていきます。

ドラムソロの苦手意識をなくすコツ

Point1:リズムに慣れる

リズムをある程度知らないとなかなか踊れないのがドラムソロ。
中東のドラムのリズムは西洋のものに比べ多様で複雑です。

2拍子、4拍子、8拍子、9/8拍子など…聴き慣れるまでは少し時間がかかるかもしれません。
このリズムの複雑さも「ドラムソロは苦手」という人が多い理由だと思います。

リズムについてはもうとにかく「たくさん聞いて慣れる」のが一番。

詳しくはこちらのページに各リズムの特徴をまとめていますので、動画と合わせてチェックしてみてくださいね。
>>ベリーダンスでよく使うリズム一覧

Point2:音を全部取ろうとしない

はっきりとしたタイコの音で構成されるドラムソロは、慣れないいうちは全部の音を取ろうとしてしまう人も多いでしょう。

でもドラムソロの音を全部取っていたら踊る方も大変ですし、観ている方もちょっと疲れてしまうかもしれません。

緩急をつけるという意味でも、「ここはきっちり取る」「ここはあえて逃す」というように少し余裕を持って踊ってみると、ドラムソロを踊ることの苦手意識が減るかもしれません。

Point3:音の重さを聞き分ける

Oriental Dance Therapyの『Drum Special WS』 でも繰り返しお伝えしていることですが、音の高さを聞き分けることは踊る上でも大切です。

奏者ではなくダンサー目線でわかりやすい感じでお伝えすると、ダラブッカの出す音は【ドン】【パ】【タ】【カ】などと聞こえると思います(人によるかな…?)。

たとえば【ドン】というのはベースになる音ですが、声に出してみればわかるように重い音だと思います。
一方で例えば【カ】は高い音です。

ベリーダンスでも感覚的にですが『重い動き』と『軽い動き』があり、たとえば重い音で軽い動きをするのはちょっとフィーリング的にしっくりこないかな?と感じられるでしょう。

音の重さに合った踊り方をするというのは、特にドラムソロの振付を作る際に大切なポイントになります。

まとめ

上記のポイントに加え、実際のレッスンの中で 『 音に合った動きのバリエーションを身体で覚える』ことで、ドラムの音にはめて動けるようになります。

音ハメして踊れるようになるとドラムソロが楽しくなりますよ!

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