Belly DanceLesson

ベリーダンスのターンのコツ

ベリーダンスでよく使う、シンプルな1回転ターンのコツをご紹介します。

ダンス初心者の人はターンをするとヨロヨロしたり、勢いで回ってきれいに止まれなかったりするのではないでしょうか。

人によっては一回転でも目が回ってしまうかもしれません。

きれいなターンをするためのポイントがあります。

ターンがうまくできない原因

初心者の人がターンでふらつく原因はいくつかあります。

・反り腰(骨盤がアウト)になっている
・勢い(特に腕)で回ろうとしている
・りきみ過ぎ
・上体を引き上げていない

上体が落ちていたりお尻が出ていたり、腕や脚で力づくで回ろうとして余計な力が入っていると、どうしてもよろけたり必死な感じがしてしまいます。

これは つまり『軸が取れていない 』 という状態です。

ターン上達のために

軸が取れない理由

身体の使い方のクセ(姿勢不良や偏った重心のクセ)
     ↕
●インナーマッスルの筋肉不足(正しい身体の使い方をしていないからインナーマッスルが育たない)

インナーマッスルがないと別の筋肉でその動きを補おうとしていまい、その結果、力みすぎたり、勢いに任せて動かそうとしてしまうのです。

「筋肉はないけど軸が取れている」ということはまずないですよね★

間違った身体の使い方のままレッスンを受けていてもなかなか上達しないのは、間違った姿勢のまま間違った筋肉を使って踊っているから。

本来ベリーダンスで鍛えられるはずの筋肉が育っていないので、ターンが苦手な人はもしかするとそれ以外のムーブメントもあまりできていない可能性があります。

軸を取るためにインナーマッスルを鍛える方法

ベリーダンス初心者の人がインナーマッスルをつけるために、特別なトレーニングは必要はありません。

そのかわり、レッスン中はつねにベリーダンスの基本姿勢をしっかりと意識しながら練習してください。

自分の姿勢が正しいかどうかわからなければ、まずは習っている先生に聞きましょう。
レッスンで先生に聞くことはちょっと恥ずかしいかもしれませんが、間違ったまま踊り続けてしまうよりずっとマシなはずです!

また、レッスンのときはもちろん、普段から自分の身体を内側で感じるように意識することで、身体意識を高めましょう。

「体の重心はいまどこにあるか?」「今はどの筋肉を動かしている?」「足裏からつむじまで一本線が通っているのを感じられるか?」

私のレッスンでは、ベリーダンスのテクニックだけではなく、身体意識を高める身体の使い方のコツも丁寧にお伝えしています♪

ターンのやり方

軸が取れていなかったり、正しいターンのやり方を知らないと、ターンをするときに腕の勢いで回ろうとしてしまいがちです。

腕の勢いで回るクセがついているとぐらつきやすく、きれいなターンができないので、早めに修正するのがおすすめです。

ということで、軸が取れるようになったらターンのやり方を覚えましょう。

私のレッスンではよく「骨盤をターンアウトして~」と言っていますが、これがターン上達の重要なポイント。

進行方向の骨盤(脚の骨の付け根)をターンアウトすることで回ります。

【 例:右回りをしたい場合】
1.右脚を骨盤からターンアウトして一歩目をつきます。
2.右足とハの字になるように二歩目の左足をつき、半回転します(内股みたいな感じ)。
3.右肩から振り返るようにしつつ右足を出して正面を向きます。

これらはあくまで『軸が取れている』ことが前提でのやり方です。
基本姿勢ができていない人にとっては腰や膝に負担がかかって痛めてしまうこともありますので、とにかくまずは基本姿勢をマスターすることから始めてください…!

ちなみに、上体の引き上げができていない人の場合、「骨盤をターンアウトして」というと膝から下だけを外側に開こうとする人がいます。
これは膝を痛めたりすることがありますから、しっかり骨盤からターンアウトして回りましょう。

まとめ

ターンは、ベリーダンスの基本姿勢ができているかどうかがわかる重要なポイントです。

苦手意識のある人も多いと思いますが、まずは基本姿勢を身につけてインナーマッスルをつけましょう。
そして軸が取れるようになったら、積極的に練習して身体に覚えさせること。

勢いで回らなくなると、ベールを使って踊ったときのベールのなびき方も美しくなりますよ★

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