私自身が実感した体型の変化について、書いてみたいと思います。
体質的に筋肉がつきやすい私は、体型のわりにふくらはぎが太いこと、腿の前と横が張っていること、そして何もしていないのに6つに割れた男らしい腹筋(笑)がコンプレックスでした。
でも、ベリーダンスを始めて数年後、自分なりの体の使い方を見つけて踊りだしたあたりから、ふくらはぎがひとまわり細くなり、カタチも変わっていたんです。さらに、腿の前横の張りもいつのまにか気にならないほどに。
腹筋については、ベリーダンスをはじめて3年間くらいは一層マッチョに割れてしまっていたのですが、インナーマッスルの使い方に気づいてからは、表面の筋肉であるシックスパックは目立たなくなり……今では私の腹筋には、縦ラインが入っているのみです。
ベリーダンスを始めて数年後でないと効果が出ないの?と思われるかもしれません。
でもこれは、躰の使い方のコツがわかっていないまま、ただベリーダンスっぽい動きを覚えることが楽しくて踊っていた数年間です。
特に運動神経が良いわけではない私にとって、それまでは振付を覚えることで精いっぱい。
動かし方のコツとかを考える余裕はありませんでした。
自分の体と積極的に向き合って研究し、動きのコツをみつけてからは、何よりも「気持ちよく」動けるようになりました。
どこを使えば楽に動かせるかがわかったおかげで、余計な力が抜けたからだと思います。
よく「ベリーダンスで痩せる」といいますが、これはレッスンの回数ときちんと動かせているかどうかによると思います。
あきらかに肥満体型の人やいちじるしく運動不足の人なら、週1でもとにかく躰を動かして入れさえすれば少しずつ痩せてくるでしょう。
でもそうでない場合には、「必要な筋肉がついてない」または「動かし方がわからない」状態のまま踊り続けることで、ついてほしくない場所にますます筋肉がつき、痩せたい所は一向に痩せないということになってしまうかもしれません。
そもそもベリーダンスは「痩せているから美しい」という踊りではないので一概には言えませんが、続けるほどにスタイルが崩れるようなことは避けたいのではないでしょうか。
もうひとつ「ベリーダンスは脚が太くなる」といわれることについても、それはやり方が間違っているのではないかと思います。
もともと細い人は筋肉がついた分太くなることはあるかもしれませんが、あえて負荷をかけて筋肉肥大のためのトレーニングでもしない限り、女性の筋肉の太さには限界があるといわれます。
プロのベリーダンサーでメリハリのない太い足の人は見たことがありません。
ただし、正しい筋肉が使えていない場合には、もともと筋肉がある場所に集中的に負担がかかるので、練習を頑張るほどに肥大してしまうのかもしれませんね。
さらに筋肉のない部分には脂肪がつきやすくなるので、前腿は筋肉質で後ろ腿や内腿はぷよぷよの脂肪、なんてこともありえます。
もともとの骨格は変えられないけれど、自分的にベストな体型を手に入れて、キープしていきたいですね!