セクシー田中さんについての記事を下書き中、なんとこの漫画がドラマ化されるという話を生徒さんから聞きました!10月スタートだそうですよ♪
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ベリーダンス漫画でいま一番人気なのがこちら、「セクシー田中さん」。
なんともストレートなタイトルですがw
いま6巻まで発売されていて、私も電子書籍で読んでいます。KindleやLINEマンガなどで読めますので、ご興味ある方はぜひ。
あらすじ
すごいざっくりいうと、40歳で独身&恋人なしの地味な経理部員『田中さん』と、一見世渡り上手な23歳のキラキラ女子『朱里』が影響され合って変わっていく、リアルな女性の成長物語です。
そしてこの田中さんがひそかにハマっている趣味が『ベリーダンス』。
レストランショーで踊っている田中さんを見た朱里は、自分の『好き』に真摯に向き合っている田中さんの生き方に惹かれ、ベリーダンスの世界へ…
なんだけど…
物語の主軸はベリーダンスそのものではありません。
ベリーダンスはあくまで「自分らしさにOKを出せるようになるためのきっかけ」という立ち位置なのです。
発祥も由来も諸説あり「これが正解」とはっきり言えるものがなく、露出も多くメイクも濃い、そして異性からの偏見も多い異文化のベリーダンスというものを踊ることを通じて、「私は本当はどうありたいのか?」という問いと向き合い、答えを探していく…
そんな女性たちの葛藤と気づきが、ユーモアと優しさを交えて描かれているマンガです。
いろいろリアル
ベリーダンスをやってる人ならニヤニヤしちゃう、やけにリアルな内容です。
作者さんはベリーダンサーなのかな?ってくらい。
これからベリーダンスを始める人や初心者さんにとっては「へー!」となるし、現役過去ベリーダンサーさんたちにとっては「あるあるw」と楽しめるかと思います。
また、作中のベリーダンススタジオは六本木にあるという設定なんですが…
私も六本木のスタジオでベリーダンスを習っていたから、なんかすごく懐かしい~!
第二の青春時代を過ごしたといっても過言ではない、生徒時代の思い出が詰まった場所です。
すべての年代の女性に共通するテーマ
この漫画のテーマは「自分にとっての正解を探すこと」。これはどの年代の女性にとっても共通するものなんじゃないかな?
若い女性も年配の女性も(男性だって!)みんななんとなく、ありのままの自分には大した価値がないと思わされて生きているんですよね。
だから他人からの承認が欲しいし、世間的な正解を求めてしまいがち。
「若い女性はこう振る舞うのが正解」「おばさんになったらこんな格好はNG!」「いい年してみっともない」こんな呪いの言葉に支配されている人のなんと多いこと!
この漫画に出てくるキャラクターもみなそれぞれ魅力的で、そしてみんな「世間的な正解を演じることで受け入れてもらおうとしている自分」にうんざりしています。
それを手放さないと自分らしくいられないのはわかっていても、傷つきたくないがために守りの行動をとってしまいがち。
一方で田中さんは、「自分らしくあること」のために悩み葛藤しています。
他人の正解より自分の正解を選んで生きることの難しさ…私には田中さんが、世間のプレッシャーから自分らしさを守る戦いをしている戦士のように見えます。
そんな、傷ついても自分らしく前に進もうとする田中さんの姿は、ほかの登場人物たちの心に共鳴して勇気を与え、やがてまわりの人々に前向きな変化を起こしていきます。
自己表現できる場所としてのベリーダンススタジオを目指して
なぜ田中さんは自分らしくいられるのか?その自信の源が「ベリーダンス」です★
田中さんにはベリーダンスという自己表現できる居場所があるからこそ、「普通」からはみ出てもいいって思えるんでしょうね!
実は私もベリーダンスにそのことを学び、救われた人間のひとりです。「私はこうあるべき」から解放されたら、とても生きやすくなりました。
そして自身の体験から感じたこの「田中さん効果(勝手に名づけた)」を広めるべく、いまこうして「自己表現できる心と身体」というコンセプトでベリーダンスを教えています。
ベリーダンスを学ぶ以前に、「それぞれが安心して自己表現できる居場所」をつくりたくて。
それがOriental Dance Therapyを始めたきっかけなので、「セクシー田中さん」を読んだときはなんか答え合わせができたような嬉しい気持ちになりました✨
名言がたくさんあるので、お気に入りのものを探してみてくださいね!
さあ、ベリーダンスをもう一度!
私は20代でベリーダンスを始めていますが、当時は多忙な仕事に振り回されて自分が空っぽになっていた頃でした。
妊娠・出産を機にベリーダンスをやめ、また復活する人たちも多いです。
また、仕事人間としてのアイデンティティを優先して突っ走ってきたものの、更年期に差し掛かってようやく「もっと私らしく毎日を充実させたい」とベリーダンスを始めるパターンもよくあります。
多分どのパターンも、ベリーダンスを始める欲求は「もっと自分らしさを確立していきたい」「よりよく変わっていきたい」だと思います。
この感覚って、ある程度の人生経験を経てすこし周りを見渡す余裕が出てきてあらためてわかることというか…
意識の矢印がようやく内向きになるような「自分らしさ育て」がしたくなるタイミングって人それぞれ。やりたいと思ったときが始めどきです。
そんな「自分らしさ育て」にぴったりのOriental Dance Therapyのベリーダンスレッスンを、今こそ始めてみませんか?