Belly DanceColumn

「ベリーダンスを踊れる」ということ

「ベリーダンスを踊れるようになりたい」 と言っても、実はその中身はちょっと複雑です。

1.ベリーダンスが踊れること

誰から見て 『踊れる』 のか?という疑問はありますが、単純に 「ベリーダンスが踊れる」 だけなら、ベリーダンスを少し習えば踊れるようになります。
上手か下手かなどはあまり関係なく、宴会芸的な印象かもしれません。
知らない人が見れば、ベリーダンス風の動きができていれば、「ベリーダンスが踊れる」 ということになるからです。

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2.ベリーダンスが上手に踊れること

ベリーダンスを知らない人に 「上手!」 「素敵!」 と思ってもらえる踊りができるイメージです。
難しいテクニックよりも、動きの軸が取れていたり、ポーズの美しさや表情の豊かさなどが重要になってきます。


同じ動きであっても、姿勢が美しい人と猫背の人では、ダンスの印象がまったく違いますし、楽しそうに笑顔で踊っているか、緊張して無表情で踊っているかでも印象は違いますよね!
たとえ簡単なテクニックしか使っていなくても、軸のとれた動きをしている人は 「あの人のベリーダンスは素敵!」 という印象を与えます。

ベリーダンスの先生から見た場合の 『ベリーダンスが踊れる』 という感覚も、これにあたるのではないでしょうか。
基本的な動きがきちんとできることに加え、姿勢や重心がベリーダンスの基本にのっとっているかがポイントになると思います。

ちなみにベリーダンスには 『フュージョンスタイル』 というジャンルがあり、他のダンスの特徴を取り入れて踊ることができますが、『ベリーダンス』 と言うからには、まずは一般的なベリーダンスが踊れる上であえて型をくずす、というのがフュージョンスタイルを踊る基本になるようです。

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3.ベリーダンスが素敵に踊れること

素敵、という感覚はある程度主観的な話になりますが…
ベリーダンスをやっている人から見た 『上手に踊れること』 と 『素敵に踊れること』 は少しニュアンスが違うように感じます。

上手=素敵 とは限らないし、 上手>素敵 や 上手<素敵 でもないんですよね。

たとえば、ベリーダンスのテクニックがきちんとできていても、それは 『上手』 であって 『素敵』 ではないかもしれない、ということ。
また、始めたばかりでそれほどテクニックがなくても、 『素敵』 と感じるダンサーさんもたくさんいたりします。
レストランショーで踊りたい方の場合には、経験やテクニックよりも 『素敵に踊れるダンサーであること』 が重要になると思います。

以上、3つのパターンを書いてみましたが、どれが良いとか悪いではなく、その人自身がベリーダンスを続ける上で 「どうなりたいか」 を決める参考になれば。

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